基本動作を忠実に
安全第一でお客様のところへ
大切なものをお届けする
志和貨物自動車株式会社のMLグループで、ドライバーとして活躍する森下幹也さん。定期便の運行だけではなく、イレギュラー業務にも臨機応変に対応しています。毎朝3時前に起床し、余裕をもって出勤しているそのルーティンには、「安全」に対する責任があるからだといいます。どのような心がけで、業務に臨んでいるのでしょうか。早朝勤務での工夫や今後の目標を聞きながら、森下さんの人となりに迫ります。
入社の経緯を教えてください。
前職では、自社の製品を運搬する配送業務に携わっていました。次第にもう少し大きなトラックを運転してみたいと考えるように。ある日、ふと頭によぎったのが勤務中によくトラックを見かけていた志和貨物自動車だったのです。思い切って応募したところ、幸運にも採用していただき、2016年に入社する運びとなりました。
運送業界では、新入社員に対してそっけない対応をするとよく耳にします。入社が決まったとき、人との関わりが薄い環境でも構わないと思っていたのですが、私の予想はよい意味で裏切られ、温かく迎え入れていただきました。志和貨物自動車には好意的に話しかけてくださる方が多く、あまり期待していなかった分、嬉しいギャップだったことを覚えています。
前職とくらべて、どのような点が大変でしたか。
前職は8〜17時の勤務だったのですが、志和貨物自動車に入社した当初は朝の2時半に出勤することになり、戸惑いを感じました。勤務時間がガラリと変わり、正直なところ体力がついていかず、「退職」の二文字が頭をよぎったこともあります(笑)
私の気持ちが変化したのは、初めての給料日を迎えたとき。想像していたよりも評価していただいているのだとわかり、モチベーションがアップしたのです。もう少し頑張ろうと決意し、以降はあまり夜更かしをせず、早めに就寝するよう心がけました。その生活を繰り返していくうちに体も慣れ、現在は毎朝4時過ぎには会社を出発し、山口県防府市の荷主様のもとへ荷物を届けています。今では朝が早い分、普通の仕事よりも早く帰宅できる生活リズムが気に入っています。
安全面については、
どういうところに注力しているのでしょうか。
私たちの仕事は、納品先は同じでも日によって荷物の量が変わります。入社当時、荷物が多い曜日は時間を気にするあまり気持ちに余裕がなくなり、焦って行動したためにヒヤリとした瞬間もありました。
「焦りは禁物」だと反省してからは、どんなに多忙で荷物が多くても、周りの動きをよく確認して荷受けの作業や運転をするように意識しています。気持ちが先走ると周囲の状況が見えなくなり、事故につながってしまう可能性も高くなってしまうでしょう。大切なのは、基本動作を忠実に守ること。毎朝3時前に起床するようになったのも、時間に追われることなく、気持ちよく一日のスタートを切るためです。
最後に、プライベートの過ごし方と
今後の目標をお聞かせください。
私にとっての気分転換は、家族や友人と外出すること。ショッピングモールで買い物をしたり、ドライブがてら夜景を見に行ったりと、毎週何かしら計画を立てています。しっかりとリフレッシュできると、仕事に対して前向きな気持ちになれます。そして、今後の目標は事故を起こさず、時間内に荷物を届ける。それに尽きます。ときには雪や台風など気象条件が厳しかったり、荷物が多かったりする日もありますが、その分予定時間に納品できたときの達成感は大きいものです。これからも「安全第一」で、お客様のところへ大切な荷物をお届けしたいと思います。
勤務形態によって生活リズムが変わっても、ポジティブにとらえて安全運転に励む森下さん。これからもその前向きな姿勢で、志和貨物自動車にとって必要不可欠な存在としてその成長を支えていくに違いありません。